片頭痛を治す生活習慣

片頭痛を治す生活習慣とは何か?

できれば薬に頼らずに片頭痛を治したいというのは、誰しも共通の願いかと思います。片頭痛は遺伝的な要因もありますが、生活習慣病でもあります。したがって、生活習慣を一つひとつ見直していけば、改善の余地が出てきます。

 

食生活の改善

食事と片頭痛とは密接に関係しています。そこで、実際の例をいくつか挙げましょう。

(例1)中国へ単身赴任

40代男性、10代の頃から片頭痛あり。社会人になって、会社の命令で中国へ10年間単身赴任となりました。その間、たびたび接待で酒と中国料理を口にするようになりました。普段の食事も基本的に中華で、ほぼ毎日のように頭痛と吐き気で苦しんだとの事。任期が終わり帰国してから、嘘のように頭痛が減ったようです。つまり、原因はグルタミン酸ナトリウムです。

(例2)ハンバーガーショップ通い

20代男性で片頭痛持ち。若い男性にありがちで、外食が多く、特に某バーガーショップには週に3日は行っていたとの事。外来受診時に、それを止めるよう伝えました。実行したところ、頭痛の回数が半分に減ったと報告してきました。つまり、原因はバーガーバンズ(グルテン)や様々な食品添加物です。

(例3)無添加無農薬で体調良好

50代主婦で30代の頃から片頭痛。更年期とストレスがきっかけで片頭痛が悪化。たまたまインターネットで食品添加物の弊害に目がとまり、食事療法を始めました。

  • 有機栽培の野菜にこだわる
  • 加工食品やインスタント食品を止める
  • 小麦を使った物を止める
  • 養殖魚や輸入肉を止める
  • アルコールは機会飲酒のみ

これらを徹底した事で、片頭痛は激減、日々体調は良くなってきたとの事。つまり、グルテンフリーと有害物質を絶った事が功を奏したと思われます。

片頭痛を治す生活習慣では、食生活の改善が最も大事です。

 

自律神経系のコントロール

自律神経は、

  • 交感神経系:心身を興奮、緊張させる役割
  • 副交感神経系:心身をリラックスさせる役割

の2つのバランスで保たれています。ストレスは交感神経系を刺激して、片頭痛を起こしやすくします。したがって、日常的に副交感神経系を優位にしてストレスを回避する事が有効です。

人それぞれ好みはありますが、運動はその有効な方法の1つです。筋トレのようなハードな運動は頭痛を悪化させる場合もあります。無酸素運動は悪化要因となるので、有酸素運動としてヨガなどがお勧めです。また、早起きして、日々の散歩で自然を感じるのも良いでしょう。

 

デジタル端末の問題

片頭痛の方は光過敏の傾向を持っています。現代社会は、PCやスマホなしでは成り立たなくなっています。デジタル端末のバックライトはLEDであり、明るいLED照明を至近距離で見続けている状態となります。ブルーライトという強烈な電磁波により、脳が刺激され続けて悲鳴を上げ、片頭痛が誘発されます。

画面をできるだけ暗くし、画面との距離を放し、見る時間を短くする努力が必要です。具体的方法を参照してください。片頭痛を治す生活習慣で、食事の次に大事です。

最近では、5Gを超えた6Gや7Gといった生物兵器まがいの電磁波も登場しています。世の中の動向に注目していきましょう。

 

睡眠の質

片頭痛では、脳が過敏状態・興奮状態となっています。PCがフリーズした時、再起動を行うと調子が戻る事はご存じでしょう。人間の脳も同じです。したがって、質の良い睡眠をとる事は、脳のリセットを行うための大事な行動です。

脳が興奮して寝付けない時、以下を実行してみてください。

  • 寝る前2時間はスマホを見ない
  • アルコールは覚醒作用があるため適度に
  • 軽いストレッチを行って副交感神経優位に
  • 目をつぶって自分の呼吸を感じてみる

睡眠は長さだけではありません。朝スッキリと目覚める事のできる睡眠の質も大事です。

 

参考

 

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